嫁さんは想像以上にウワテな存在だった。。。
先日、家族でスカイツリーに行った時の事だった。
私は行先に困るとスカイツリーに連れていく習慣がある、どうしようもない父親だ。
いつものようにブラブラしながら、晩御飯をどうしようと考える。
(ここで機嫌を損ねてはならない…。)
心の声が漏れそうになる。
私はここで初級レベルの攻撃を仕掛ける。
「子どもたちは何食べたい?」
「お寿司ー!」「お肉ー!」なんとも芸のない答えだ!
私もわかっていた。いつ聞いてもこの答えしか出てこない事を。。。
嫁に攻撃をかわされ、反撃攻撃を喰らう。
「聞かなくてもわかる事じゃない?」
ヤバイ!!この瞬間、警戒レベルが2に上がる。
そしてこのボス…。いや嫁は空腹と共にレベルがぐーんとあがる
やっかいなモンスターだ!!
早く倒さなければ。。。
結果、大好きな韓国料理のお店を見つけ、ご満悦な表情。
今回は何とか収まった。
が、しかし!!!レベルが戻って安心と思った矢先にまたボスが出てきた。
前菜の煮物で事件はおきた。
「この煮物、すごく美味しい!!!!!」
ここで、モンスターに変身する前の嫁がコメント。
「私の作る煮物とどっちが美味しい??」
「そりゃあ、(嫁)が作る煮物が一番に決まってるじゃん!」
……。
「私煮物作った事ないけどね?」
……。やられた。
この瞬間モンスターへと変化した嫁。
この瞬間味がわからなくなった夫。
この瞬間時が止まった子供たち。
「パパまたやっちゃったね♡」子どもの言葉が心に刺さる。
私も甘かった。社交辞令ばかり学ぶ事によって得たスピーディーかつ、
冷静な攻撃。今回は痛手となる。
これからは、この攻撃に対してはこう返そう。
「どんな外食よりも(嫁)の手料理がいつも一番だよ」
この後きた冷麺がいつもより辛く感じた晩御飯であった。
今日の私のステータス
レベル1
自己主張レベル1
説得力レベル1
努力レベル1
武器 → 社交辞令にかわす。
特殊攻撃 → 帰りにお土産を内緒で買う。
防御 → 外出先ではトイレに行く回数を増やす。あまり一緒にいない時間の確保